個人会員紹介
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会員紹介ページ
熊本県マイスター会会員をご紹介いたします。(和裁職種)
和裁
一枚の布から、裁断して、身頃、袖、衽、襟などの部材をつくりあわせます。
その人にあった体形・体格に応じてつくる技術は、日本の伝統であり、技術の結集だといえます。
運針などの細かな技能は、機械では、表現することは難しく、手縫いの温かみを感じされることができます。
品川 正三
(平成18年度認定)
~反物にも命を吹き込む職がある~
運針とは、手縫いの基本になる縫い方で、明治の初めからの和裁教育で使われ始めたことばです。ぐし縫い、なみ縫いともいい、2 枚または2
枚以上の布をあわせて、表裏とも木綿は3~4 ミリメートル、絹布は2~3ミリメートルの針目で縫い合わせます。運針の上手、下手は、着物の仕立て栄えと、仕立てに要する時間に影響するので、十分に練習する必要があります。
この運針は、日本人が伝えたい手縫いの技であり、ぜひ小学生の時に身に付けてほしいと思います。これを修得すれば、布を使ったものづくりが楽しくなってくるのでは、ないでしょうか。
髙 美智子
(平成21年度認定)
日本の民族衣装である着物。その縫製に携わる者にとって技能の伝承と後継者育成は責務を感じています。
従来の伝統的着物や古典衣装を現代にマッチする実用的着物に仕上がるように取り組んでいます。
そのため研修会の講師や体験教室などの実施に積極的に参加して生涯現役で暖かい手縫いの文化を後世に伝えたいです。